富士宮教材開発ー立ち上げ秘話
・・・・・実は格差社会へのレジスタンス(抵抗運動)です
以下は、富士宮市で生活困窮家庭の学習支援ボランティア活動が立ち上げられたとき、私がその団体様に送った手紙の内容です。
写真:富士宮教材開発 代表 井出真歩
富士宮市出身。富士宮西高、金沢大学文学部卒業
飲食店勤務、営業業務、雑貨品の配送業務などを経て、完全個別指導の個別指導塾(井出進学塾)を立ち上げ、現在にいたる。
こんにちは富士宮教材開発です。
富士宮市にある完全個別指導塾井出進学塾を母体に、
指導法のノウハウなどをより多くのみな様に知って頂くために始まりました。
というのにも理由があります。
最近の塾業界の現状はどうでしょう?
実は、個人塾を経営しておりますと私のところにもしょっちゅう営業が入ります。
その内容は例えば
・コンピュータを導入して人件費を減らせ
・特別な教材を用いて、少ない先生でたくさんの生徒を回せ
つまりはより少ない手間と努力で生徒さんの相手をしろということです。
無学年方式、オーダーメード・カリキュラム、スモールステップ進級式、
驚かれるかもしれませんが、これらはすべて塾側の経営効率化
(少ない先生やバイトの素人の先生で多くの生徒さんを回す)のためのものであり、
決して生徒さんのためのものではありません。
最近特にひどいなと思うのが「問題は解答を見ながら解け!」という風潮です。
最近、本当に良く聞きます。
言い分は「わからない問題を30分、40分も考えるのは時間の無駄だ」というものです。
しかし、実際はそうしてくれれば先生がみなくてもすむからです。
ですから、こういう意見は多くの塾でその通りだともてはやされます。
(30分頭を悩ます過程が無駄になるとは決して思えませんし、
そもそもわからないところを見るのが塾の役割なんじゃないかと思いますが)
それでもこの時代、経営のためには仕方のないことなのでしょう。
当塾のように、完全1:1の個別指導にこだわり、
それだけを提供してがんばっている塾の方がめずらしいと言えます。
時代の流れもあるのかもしれません。
教育以外の分野の話ですが、「簡単に」「すぐに」「誰にでも」
のようなキャッチコピーがないと商品は売れないそうです。
日常我々は多くの広告に囲まれているため、それが当たり前になり、
教育の分野でもそれが当たり前になってしまったのでしょう。
しかし、「千里の道も一歩から」「継続は力なり」という言葉が今でも残っているように、
勉強は簡単にどうこうできるものではありません。自己研鑽(けんさん)と高い克己心が求められます。
小学生・中学生・高校生のみなさんがが自ら勉強するとき、また親御さんがお子さんの勉強をみるとき、
大変なことも多いでしょう。それをお手伝いするのが富士宮教材開発の教材です。
富士宮教材開発の母体である井出進学塾は、
富士宮市で市街地からかなり離れた地区にあるも関わらず、
10年以上地域で高い評価を受けています。
完全1:1の個別指導なので多くの先生が必要で、そのため指導マニュアルがしっかりしており、
しかもそれを実際に生徒さんを1:1でみていく中で洗練させてきました。
富士宮教材開発の教材の多くは、その指導マニュアルをもとに構築されています。
受け身ではなく、自分がそこを誰かに教えるとしたらどうするか、という視点を持つことで、
より深く1つ1つの単元を理解していくことができます。
最後に私のモチベーションの1つである話を紹介します。
今、都会の方にはAO入試専門の塾なるものが存在します。 信じられないような料金設定で月2回の授業で月謝が十数万、 すべてのイベントに参加するとトータルで数百万になるだろうなというところもあります。
で、 そういうところで何をやるかといったら、AO入試ですので、 自己分析から始めて志望書の書き方、面接の練習といったものが中心です。 しかし、私立の上位の方の大学にAO入試で合格するためには こういうところに通えばかなり有利でしょう。 格差社会極まれり、といったところでしょうか。
あの話題になった「ビリギャル」にも、 百数十万の授業料を前払いで母親が無理して払った、というシーンがあります。 しかも彼女、数学も、結果的には英語もできるようになりませんでした。 自己分析をして志望書を書く、という経験も人生の中でどこかでするべきことだとは思いますが、 そこまでするか、という感があります。 コツコツ学校の勉強をがんばれば十分です。 真剣にやれば、その中で得られるものはいくらでもあります。 もちろん、こういう塾に通われた方々もそれぞれがんばっていて、その経験を立派にキャリアに活かすということも多いと思います。 でも、こういうところに通わなくても、彼ら彼女らに負けたくないですよね。う
以上です。
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富士宮教材開発 井出真歩
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