実践するのが簡単ですぐに効果が出る勉強のコツ

執筆:富士宮教材開発(井出進学塾) 代表 井出真歩


なかなか家で集中して勉強できない、という方に対して昔から言われている対策として、間に何かするとどうしてもテンションは切れるものなので

「家に帰ったらまっすぐ机に向かう」というものがあります。

 

これはこれでその通りなのですが、そこまで自分に厳しくするのは難しいですよね。

 

そこで今回は

実践するのが簡単で すぐに効果が出る勉強のコツ

についてお話します。


 

まず先ほどの「家に帰ったらまっすぐ机に向かう。」ですが、まったくもって合理的です。

これができればそれに越したことはありません。

 

なぜ合理的なのか考えてみましょう。

一度、くつろいでしまうと改めて勉強を始めるのが大変だからです。

 

勉強だけではなく、なんでもそうなのですが

やり始めること(スタート)が、一番エネルギーを必要とします。

 

小学生のおじいさん・おばあさんとお話しさせてもらう機会も多いのですが、みな同じことを言います。

 

「この子、とにかくとっかかりが遅くて、、、、」

 

宿題にしてもなんでも、やり始めさえすれば速いのに、なかなかやり始めるまでが大変。そう感じているようです。

 

でも、これは誰でもそうなことでいたって自然なことです。

 

スタートが一番エネルギーを必要とする。

これは、大人の方でも誰でも知っていることですよね。

 

では、どうすればよいか?

しかも無理をせず必ず実行できる範囲で。

 

論理的に考えれば答えが見えてきます。

 

とにかくスタートがもっともエネルギーを必要とする。

その負担を少しでも小さくするためにはどうすればよいか?

 

答えがみえてきましたね

 

なんでも途中でやめておく

これを徹底すればいいのです。

勉強でも途中でやめておけば、次に始めるとき「始め」からではなく「途中」からになります。

これで、「やり始める」のに必要なエネルギーはかなり減り、効率よく勉強することができます。

 

2種類の反論が考えられますね。

①「なんだ、そんなことか。」と②「それはよくないんじゃないの。」

 

②「それはよくないんじゃないの。」からお答えしましょう。

 

よくないと思われる理由としては、例えば極端なところで高校の数学や物理の難易度の高い大問は解くのに時間がかかります。大問の中の小問はみなつながっていて、途中でやめたらまた1から考え直さなければならなくなる。

極端な例かもしれませんが、結局はこういうことでしょう。

 

でもこれは「だからこそいいのです。」

1から考えるということは、2度考えることになるということですよね。

宿題をさばくために勉強しているのではありません。学力をつけるために勉強しているのです。

2度考えて、いいことばかりで悪いことは一つもありません。

 

またその時わからなかった問題でも、後日、頭がすっきりしているときに改めてみてみるとわかるということもよくあります。

 

難しい問題にぶつかって途中で終わったとします。その問題のことが意識しなくても意識下に存在しています。

次回にその問題を見るまで他の教科の勉強あるいは日常の出来事と、意識下でつながり化学反応を起こし熟成することもあります。

 

そこまで期待しないとしても、1行だけすましておくとか、問題の番号だけ書いておくとかするだけで、次に始めるときの負担がぐっと減ります。(うちに来ている小学生なんかは、待ち時間に学校の宿題なんかでこういうことをやっています。逆に小学生なので本能的にこうするといいということがわかっているのでしょう。)

 

 

あと、「すぐ途中でやめる悪い癖がつくのではないか」という心配も考えられます。

 

もっともな意見です。この「途中でやめる勉強法」に絶対必要なアイテムがあります。

 

それが・・・

 

キッチンタイマーです

 

「キッチンタイマーをどのように使うのか?」といっしょに「①『なんだそんなことか』に対するおこたえ」などお話しします。

 

キッチンタイマーは正しいです。

私も一人で事務仕事をする時間が長いのですが、職場の机にはいつでもキッチンタイマーがあります。

またNHKの朝ドラの話なのですが、五代友厚(五代様と話題になったキャラです)の机の上にも砂時計がありました。

砂時計はサウナのためにあるのではなく、こういう人たちの仕事の効率化のためにあったのだと、これをみて初めて悟りました。

 

私はともかく、昔からよい仕事をしてきた人の机の上には砂時計(今でいうならキッチンタイマーのようなもの)がありました。

効果的なのは間違いないでしょう。

勉強のときにも大きな効果をもたらします。

 

時間はふだんの学校の授業や受験生なら試験の時間に合わせて50分や60分、それと同時に長めのもので90分、短めのもので15分など、取り組む課題によって変えるといいでしょう。

 

そしてキッチンタイマーで時間切れになったら、いつでもいさぎよく時間切れです。

 

15分は短いんじゃないの?と思われるかもしれません。しかし・・・ 

それこそキッチンタイマーの有効性が現れます。

想像してください。例えば8時から8時半まで英語なら英語を勉強しようとしたとしましょう。

ちょっとのんびりしていたら8時を5分回ってしまいました。

仕方がない8時半から9時までの30分にしよう。

最悪の場合、気づいたらもう寝る時間なんてこともあり得ます。

 

また集中しさえすれば15分はかなり長いです。

たとえるなら8時から8時半までの30分は民放のCMばかりのテレビの30分。

キッチンタイマーは、CMなしのNHKの朝ドラの15分くらいの密度の差があります。

 

 

またどうしても気分が乗らず、勉強を始める気にならない時、すでに時間をセットしてあるキッチンタイマーのスタートボタンをとにかく押してしまいましょう。それが自分のスイッチになります。

昔、机に砂時計を置いて仕事をしていた人たちも仕事あるいは他のことで頭からどうしても離れない気になることがあったことも当然あると思います。

そんな時でもどうしてもやらなければならない時があるときには、砂時計をひっくり返して気持ちを切り替えていた。

 

そういうことも想像できますよね。


 

お笑い芸人のアンジャッシュの渡部さんという方が、テレビで自分の好きな言葉として次のような言葉を紹介していました。

Once done, half done. 「やり始めさえすれば、すでに半分は終わっている。」

本当にこんな英語があるかどうかはわからないのですが、ものすごくいい言葉ですよね。


以上です。

ご意見・ご感想お待ちしています。

 

富士宮教材開発

井出真歩



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