「生物」が一番難しいです。

高校に入ると理科は「物理」「化学」「生物」「地学」の4分野に分かれますよね。

 

このうち「生物」が一番簡単だろう、って思っていませんか。

 

 

実はそんなことまったくありません。

「生物」が一番難しいです。

今回は、そのことについてお話しします。



はっきりわかるところで説明しますと、生物分野では人体についても勉強します。

ここでは各臓器や体液のはたらき、あるいは免疫のしくみなども勉強します。

 

わかりますよね?

 

これって「お医者さん」がやることです。

 

言ってしまえば、生物とは将来お医者さんになるような人が勉強するような学問だということです。実際、医学部では受験科目として生物は必修です。

 

だから、難しい問題は本当に難しいです。

それにつられて、全体的にも難易度が上がってきます。

 

(物理や化学分野では高校生の段階でとりくむ内容もはっきりしているので、難しい問題といっても限度があります。)

 

 

さらに・・・

生物は最先端の学問です。

バイオテクノロジー、遺伝子治療、こういった内容も生物に含まれます。

今の教科書では、最初の方にDNAの2重らせん構造が出てきます。

 

最先端というのは本当で、教科書改訂のたびに1つ1つの用語の意味する範囲や用語そのものが大きく変わったりします。

 

 

さらに・・・

生物とは生命そのものを扱う学問です。

生命について扱うのです。簡単なはずがありません。

 

例えば「進化論」1つとってみても、人類がこんなにも考えてきたにも関わらず、今のところ説明できているのは小進化だけです。

 

小進化というのは、犬にもいろいろな種類がいるといった程度のことで、サルから人間に変化するといった大進化については、今のところ説明する理論は何もありません。

 

この「進化論」を扱っているのも生物です。

 

 

ゆとり教育が終わった時の教科書改訂で、生物がこのように難しい学問だということがはっきりしました。

 

 

今ではけっこう多くの高校が、1年生に履修させる科目として「生物」を避け「物理」を選んでいます。(変わったところでは「地学」を選んでいるところもあります。それだけ「生物」が難しいということが認知されてきたということです。)

「化学や物理」を選択するというのは、賢い選択でしょう。

 

化学や物理は一見難しそうですが、要領さえ得れば、簡単にこなしていくことができます。

 

 

そんな簡単じゃないよ!というつっこみの声が聞こえてきそうですね。

 

確かにほとんどの学校の教え方や、市販の参考書などでは、この要領を得るのが難しいでしょう。

 

わかりました。

 

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その一部を次週紹介します。

(とはいえ、いつでも無料でダウンロードできるようにはしてあるのですが…)

 






以上です。

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富士宮教材開発

 

井出真歩



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